今日は日本全国で記録的な猛暑だったようです。
そんな猛暑の中、私は富士スピードウェイ内モビリタで開かれる「セイフティ ドライビングトレーニング for Fisco Licence Holder In mobilitas」というレッスンに参加してきました。
東京より5度くらい気温が低いとは言え、日差しが強くムチャクチャ暑かったです。
そして東京に帰ってくると、あまりの暑さにもっとびっくりです。
ちなみに今回は一人で行ってきたので走行中の写真はありません。
このレッスンは富士SW走行ライセンス保持者のみが申し込みでき、チーフインストラクターはルマンで優勝経験のある関谷正徳氏です。
かなり人気のあるレッスンで早々と定員に達してしまったようでした。
帰省の渋滞を予想して超早起きして出発したら、超早く到着してしまいました(笑)。
しかし暫くすると参加者がだんだん集まってきました。
参加車は30台、内ポルシェは8台もいました! 遠い人は広島から!
↑集まった富士SWの猛者たち(私を除く)。
富士SWからの案内には、「メットは不要だが、長袖、長ズボン、グローブは必要」とありました。
最近のこの暑さでレーシングスーツはさすがに持って行く気がしません。
そのため他に使い道がなく、涼しそうな長袖シャツをこの日のために買いました。
しかし、「今日はあまりの暑さのため半袖で可とします」と言われ、悲しいような嬉しいような複雑な気分でした(笑)。
関谷氏のブリーフィングの後はいよいよ走行となりますが、メニューを大雑把に言うと・・・
①低ミュー路コース走行 午前午後、各一回
②死角の確認、シートベルトの重要性(マイカーは使用せず)
③フルブレーキ
④バンク走行体験
⑤オーバル走行
という内容でした。
まず私はこのモビリタのコースを走るのが二度目です。
このコース面積は富士SWのショートコースの二倍はあると思われかなり広いです。
また特徴として、地面のいたる所から散水でき、コースのかなりの部分をウェットにできます。しかもそのウェット路面のミューも三種類くらい設定できるようです。
よって②と④を除いて、すべてウェットでの走行で車は一日中びしょ濡れです。しかし本音は人間がびしょ濡れになりたかった(笑)。
意外なことに、今日はレッドゾーンまで回すこともなければ、スキール音もなし。タイヤもほとんど減らず、と車は酷使しませんでした。そのためエアコンは常時全開です(笑)。
関谷氏のお話は最後に書くことにしますが、まずは①からのインプレです。
①低ミュー路走行
↑ドリフトしまくりの関谷氏ドライブのM3。
普通のウェットに見えるのだけれど、走ってみると、「スキーに行く時、だんだんと路面が雪になってきて発進はまだできるけれど、そろそろチェーン付けようかなあ・・」というくらいの滑りやすさの路面でした。その路面状態でのジムカーナコースを作り、グルグル周回します。
雪道と同じでゆっくり走れば問題ないのですが、それでは来た意味がありません。
ここはドリフトしまくりで走るようにしました。
スピンは10回くらいしたでしょうか(笑)。いや私だけでなく、みなさんしまくりです。ドリフトしながらS字を抜けるのは難しいですね。
しかしここは私が唯一関谷氏から褒められたセクションでした(喜)。
②死角の確認とシートベルトの重要性
これは冬に行ったモビリタの初期講習内容と重複していましたが、サーキット走行を前提にした内容にしてある点が異なっていました。
③フルブレーキング
これもウェット路面ですが、普通のウェットといった具合で①の低ミュー路とは異なります。
直線でのフルブレーキはどのスクールでも散々やらされてきたので、特にどうということはありません。
しかし直線でないカーブの状態からのフルブレーキの練習もありました。オーバーの体勢にもっていって止まるという、ブレーキングドリフトの練習です。
「速度は100キロで」と言われていたのですが、もっと出ていたのかもしれません。止まらなくて奥のパイロンまでスピン状態で行ってしまい、パイロンに激突、破壊してしまいました(笑)。
車は多分無傷ですが、パイロンは木っ端微塵。
④バンク走行体験
全開じゃ怖いと思っていたら、70キロでのバンク走行を初体験。
うーん、これはとってもとっても不思議な感じでした。(画像は停止時です)
⑤オーバル走行
ユイレーシングスクールのオーバルレッスンと同じような感じなのですが、路面は当然ウェットです。
パイロンで狭くしてあるのでドリフトなどできず、インベタ走行となります。
これはうまくできたとは言わないけれど、慣れてはいました。
ボクスターだとやっぱり三輪にはなりませんでした(笑)。
最後に関谷氏の講義の話です。
当たり前かもしれませんが、基本的にユイレーシングスクールの教えとかなり似ていると思いました。グラフや座標を用いたりすることがとても多いです。
内容としては、荷重移動、タイヤ、サスペンション、ドラポジ、トレイルブレーキ(その言葉は使用しなかったが)、視線のことが中心でした。
100パーセント自分が本当に理解しているとは思えませんが、説明はとてもわかりやすく、参加者からの難しい抽象的な質問に対しても即答する姿は立派でした(笑)。
氏の教えの一部分をご紹介します。
「ドラポジは自分の体重の六割を座面、三割を背もたれ、一割をフロアマットにかける。背もたれを立てすぎるのはお尻がずれる場合があってよくない。」
「ドライビングのセンスはその人に性格によるところが大きい。紳士的な人は紳士的な運転、雑な人は雑。」
「タイヤをハイグリップにすれば、ブレーキはフェードしやすくなり、ローグリップにすればロックしやすくなる。」(言われてみれば当たり前かな)
「FFでもFRでもトラックでもF1でもスリックタイヤでも運転の基本は同じ、教えることも同じ。」
「アクセルを踏んでいる時は車の性能で走っている。アクセルを離しているときはドライバーの性能で走っている。」
「コーナーのCPを見て走っている人はCPが手前になってしまう、視線がもっと先にある人はCPがもっと奥になり立ち上がりが速くなる。」
「車が自分の言うことを聞かないのではなく、自分が車の言うことを聞いていないだけ。」
以上とっても長い灼熱の一日でした。
関谷氏の他に数名のレーサーのインストラクターがいて、とても親切に教えてくれます。
炎天下の中、参加者の運転を見ながら無線で指導するのですが、一日中のため熱射病になりそうなくらいの激務に見えました。
インストラクターの方々にはホントお世話になり、感謝感謝です。
そんな猛暑の中、私は富士スピードウェイ内モビリタで開かれる「セイフティ ドライビングトレーニング for Fisco Licence Holder In mobilitas」というレッスンに参加してきました。
東京より5度くらい気温が低いとは言え、日差しが強くムチャクチャ暑かったです。
そして東京に帰ってくると、あまりの暑さにもっとびっくりです。
ちなみに今回は一人で行ってきたので走行中の写真はありません。
このレッスンは富士SW走行ライセンス保持者のみが申し込みでき、チーフインストラクターはルマンで優勝経験のある関谷正徳氏です。
かなり人気のあるレッスンで早々と定員に達してしまったようでした。
帰省の渋滞を予想して超早起きして出発したら、超早く到着してしまいました(笑)。
しかし暫くすると参加者がだんだん集まってきました。
参加車は30台、内ポルシェは8台もいました! 遠い人は広島から!
↑集まった富士SWの猛者たち(私を除く)。
富士SWからの案内には、「メットは不要だが、長袖、長ズボン、グローブは必要」とありました。
最近のこの暑さでレーシングスーツはさすがに持って行く気がしません。
そのため他に使い道がなく、涼しそうな長袖シャツをこの日のために買いました。
しかし、「今日はあまりの暑さのため半袖で可とします」と言われ、悲しいような嬉しいような複雑な気分でした(笑)。
関谷氏のブリーフィングの後はいよいよ走行となりますが、メニューを大雑把に言うと・・・
①低ミュー路コース走行 午前午後、各一回
②死角の確認、シートベルトの重要性(マイカーは使用せず)
③フルブレーキ
④バンク走行体験
⑤オーバル走行
という内容でした。
まず私はこのモビリタのコースを走るのが二度目です。
このコース面積は富士SWのショートコースの二倍はあると思われかなり広いです。
また特徴として、地面のいたる所から散水でき、コースのかなりの部分をウェットにできます。しかもそのウェット路面のミューも三種類くらい設定できるようです。
よって②と④を除いて、すべてウェットでの走行で車は一日中びしょ濡れです。しかし本音は人間がびしょ濡れになりたかった(笑)。
意外なことに、今日はレッドゾーンまで回すこともなければ、スキール音もなし。タイヤもほとんど減らず、と車は酷使しませんでした。そのためエアコンは常時全開です(笑)。
関谷氏のお話は最後に書くことにしますが、まずは①からのインプレです。
①低ミュー路走行
↑ドリフトしまくりの関谷氏ドライブのM3。
普通のウェットに見えるのだけれど、走ってみると、「スキーに行く時、だんだんと路面が雪になってきて発進はまだできるけれど、そろそろチェーン付けようかなあ・・」というくらいの滑りやすさの路面でした。その路面状態でのジムカーナコースを作り、グルグル周回します。
雪道と同じでゆっくり走れば問題ないのですが、それでは来た意味がありません。
ここはドリフトしまくりで走るようにしました。
スピンは10回くらいしたでしょうか(笑)。いや私だけでなく、みなさんしまくりです。ドリフトしながらS字を抜けるのは難しいですね。
しかしここは私が唯一関谷氏から褒められたセクションでした(喜)。
②死角の確認とシートベルトの重要性
これは冬に行ったモビリタの初期講習内容と重複していましたが、サーキット走行を前提にした内容にしてある点が異なっていました。
③フルブレーキング
これもウェット路面ですが、普通のウェットといった具合で①の低ミュー路とは異なります。
直線でのフルブレーキはどのスクールでも散々やらされてきたので、特にどうということはありません。
しかし直線でないカーブの状態からのフルブレーキの練習もありました。オーバーの体勢にもっていって止まるという、ブレーキングドリフトの練習です。
「速度は100キロで」と言われていたのですが、もっと出ていたのかもしれません。止まらなくて奥のパイロンまでスピン状態で行ってしまい、パイロンに激突、破壊してしまいました(笑)。
車は多分無傷ですが、パイロンは木っ端微塵。
④バンク走行体験
全開じゃ怖いと思っていたら、70キロでのバンク走行を初体験。
うーん、これはとってもとっても不思議な感じでした。(画像は停止時です)
⑤オーバル走行
ユイレーシングスクールのオーバルレッスンと同じような感じなのですが、路面は当然ウェットです。
パイロンで狭くしてあるのでドリフトなどできず、インベタ走行となります。
これはうまくできたとは言わないけれど、慣れてはいました。
ボクスターだとやっぱり三輪にはなりませんでした(笑)。
最後に関谷氏の講義の話です。
当たり前かもしれませんが、基本的にユイレーシングスクールの教えとかなり似ていると思いました。グラフや座標を用いたりすることがとても多いです。
内容としては、荷重移動、タイヤ、サスペンション、ドラポジ、トレイルブレーキ(その言葉は使用しなかったが)、視線のことが中心でした。
100パーセント自分が本当に理解しているとは思えませんが、説明はとてもわかりやすく、参加者からの難しい抽象的な質問に対しても即答する姿は立派でした(笑)。
氏の教えの一部分をご紹介します。
「ドラポジは自分の体重の六割を座面、三割を背もたれ、一割をフロアマットにかける。背もたれを立てすぎるのはお尻がずれる場合があってよくない。」
「ドライビングのセンスはその人に性格によるところが大きい。紳士的な人は紳士的な運転、雑な人は雑。」
「タイヤをハイグリップにすれば、ブレーキはフェードしやすくなり、ローグリップにすればロックしやすくなる。」(言われてみれば当たり前かな)
「FFでもFRでもトラックでもF1でもスリックタイヤでも運転の基本は同じ、教えることも同じ。」
「アクセルを踏んでいる時は車の性能で走っている。アクセルを離しているときはドライバーの性能で走っている。」
「コーナーのCPを見て走っている人はCPが手前になってしまう、視線がもっと先にある人はCPがもっと奥になり立ち上がりが速くなる。」
「車が自分の言うことを聞かないのではなく、自分が車の言うことを聞いていないだけ。」
以上とっても長い灼熱の一日でした。
関谷氏の他に数名のレーサーのインストラクターがいて、とても親切に教えてくれます。
炎天下の中、参加者の運転を見ながら無線で指導するのですが、一日中のため熱射病になりそうなくらいの激務に見えました。
インストラクターの方々にはホントお世話になり、感謝感謝です。
#
by mokumokutibita
| 2007-08-15 22:35
| レーシングスクール
|
Comments(26)
飽きもせずに今日もサーキットに行ってきました。
いつも朝5時半自宅出発し、走行を終え15時頃帰路につきます。
しかしすぐ眠くなってどこかのパーキングで寝てしまい、その後渋滞にもはまり、結局自宅に着くのは21時頃だったりします。
しかし今回は8時出発、午後走行し自宅に着いたのは22時、とかなり体は楽でした。
サーキットに到着すると、なんと応援に来てくれた方々がいらっしゃいました。
セイウチさんとfullさんです。
セイウチさんは今回シールグレーの986Sでいらっしゃいました。シールという意味はアザラシとかオットセイとかという意味なので「セイウチ」の親戚の色ということになります(笑)。
fullさんは、オリエンタルレッドメタリックの996で登場。体験走行を満喫?されていらっしゃいました。
走行したのは、私、ryoさん、サトーのいつものメンバーに加え、今日ライセンスを取得した987オーナーの「しげさん」もごいっしょの走行となりました。
今回は私もすべて走行してしまったため、走行写真は撮れませんでした。
私はウェットの経験もあるのですが、今日の路面は複雑でした。
一部ドライ、残りは軽く湿っている、というより霧吹きをかるくかけた状態です。
この路面、中途半端で走りずらいです。みんな嫌がっていました。
ウェットとは違った「滑りやすいドライ」みたいな路面です。
そのためかスピンやコースアウトした車が非常に多かったです。特にドライの感覚で走るとスピンしがちでした。
二回目はすいていて路面は乾いたものの、わずかな霧雨が降りだしてきました。
私は今日もだめだったものの、ベストタイムが出た方もいたようでした。
私の場合、スイスポでベストを更新するのはかなり苦しいです。寒くならないと無理かな・・
ところが他の方はどんどん速くなっていきます。
「少しお待ちになってくださいませ」とスイスポ君が申しておりました(笑)。
いつも朝5時半自宅出発し、走行を終え15時頃帰路につきます。
しかしすぐ眠くなってどこかのパーキングで寝てしまい、その後渋滞にもはまり、結局自宅に着くのは21時頃だったりします。
しかし今回は8時出発、午後走行し自宅に着いたのは22時、とかなり体は楽でした。
サーキットに到着すると、なんと応援に来てくれた方々がいらっしゃいました。
セイウチさんとfullさんです。
セイウチさんは今回シールグレーの986Sでいらっしゃいました。シールという意味はアザラシとかオットセイとかという意味なので「セイウチ」の親戚の色ということになります(笑)。
fullさんは、オリエンタルレッドメタリックの996で登場。体験走行を満喫?されていらっしゃいました。
走行したのは、私、ryoさん、サトーのいつものメンバーに加え、今日ライセンスを取得した987オーナーの「しげさん」もごいっしょの走行となりました。
今回は私もすべて走行してしまったため、走行写真は撮れませんでした。
私はウェットの経験もあるのですが、今日の路面は複雑でした。
一部ドライ、残りは軽く湿っている、というより霧吹きをかるくかけた状態です。
この路面、中途半端で走りずらいです。みんな嫌がっていました。
ウェットとは違った「滑りやすいドライ」みたいな路面です。
そのためかスピンやコースアウトした車が非常に多かったです。特にドライの感覚で走るとスピンしがちでした。
二回目はすいていて路面は乾いたものの、わずかな霧雨が降りだしてきました。
私は今日もだめだったものの、ベストタイムが出た方もいたようでした。
私の場合、スイスポでベストを更新するのはかなり苦しいです。寒くならないと無理かな・・
ところが他の方はどんどん速くなっていきます。
「少しお待ちになってくださいませ」とスイスポ君が申しておりました(笑)。
#
by mokumokutibita
| 2007-07-20 22:32
| サーキット
|
Comments(32)