最近ブレーキオイル(ブレーキフルード)のお勉強をしました。
夏休みの自由研究の発表という感じですが、100%合っているとは限りません(笑)。
先日サーキットに行ってブレーキオイルを交換することに決めました。
今入っているやつは純正のDOT4のオイルです。これをもう少し耐熱性の高いものに交換したいと思いました。
そこでブレーキオイルについていろいろ調べてみました。
まず大手カー用品店に行ってみました。するとちょっと驚きました。エンジンオイルについては数えられないくらいの種類があるのに、ブレーキオイルについては二種類くらいしか置いていないのです。エンジンオイルは「チューンド車用」「エコ用」とかいろいろあるのに、ブレーキオイルはまるで売る気なしといった感じです。これはどこの店に行っても同様と思います。
私が欲しい種類のブレーキオイルが残念ながら売っていないのです。
そこで今度はバイク用品の大型店に行きました。
するとここではかなりのブレーキオイルを揃えていました。ブレーキオイルを買うならバイク用品店にレッツゴーです(ただし交換はもちろんやってくれません)。
バイク用品店で購入したのは「モチュールのDOT5.1」というオイルです。
「5.1」と聞くと、まるでホームシアターのようですが(笑)、なぜ「点イチ」がつくのか?DOT5とDOT5.1とはどう違うのか?ということについては調べてみてもよくわかりませんでした。
店に行くと「5.1」はいろいろ置いてありますが、ただの「5」はなぜかありません。「点イチ」がつくと多分プラスアルファ的に性能が良くなるのだと勝手に判断しています。
大体「DOT4」とかって何?ということについて簡単に説明します。DOTはある規格の名で他にもBFでとか表示されているものもあります。
DOT3 DOT4 DOT5
DRY沸点 205度以上 230度以上 260度以上
WET沸点 140度以上 155度以上 180度以上
ブレーキオイルには二種類の沸点が表示されています。
まずDRY沸点は新品時の性能と考えていいと思います。
それに対してWET沸点は、オイルに水分が3.7%含んだ時の性能です。
ブレーキオイルは吸湿性があって自然に水分を含んできます。
DOT4で一年目2.4%~3.6%、二年目で3.6%~4.8%あたり通常の使用でも水分を含んでくるようです。
よって街中を走っている車のほとんどのブレーキオイルの沸点は、WET沸点以下になるはずです。まあ普通に走っている分については問題ないかもしれません。
しかしブレーキを酷使するような環境となると・・・
まず水分は100度を超えると沸騰します。しかしオイルの中の成分と混ざることにより実際はもっと沸点が高くなります。
それでも温度が高くなると、水分を含んだオイルは気泡を発生します。水分を多く含んだオイルほど早くたくさん気泡が生じます。
するとブレーキホース内の圧力に変化が生じてしまい、ブレーキペダルを踏んだ時のフィールが変化します。
最悪、私の経験ではペダルが奥までスコスコ状態となってしまいます。この状態で運転するのはかなり怖いです。
これが一般的に言われる「ペーパーロック現象」です。
オイルを冷ますとどういう訳か復活する(気泡がなくなる?)のですが、一度そうなってしまったオイルをそのまま再度酷使すると、すぐにまたスコスコ状態となります。酷使しなくともメンテが必要です。
このメンテが一般的に「エア抜き」と言われるもので、オイル内のエアを抜き取るというものです。
オイルのDOTの数字を高くすれば、このペーパーロック現象は発生させにくくすることができます。しかし水分の吸湿性を増すので単純に言うと性能の低下が早く耐久性が劣るこになります。DOT3に比べDOT4は約二割程度吸湿性が高いようです。
DOTの数字が大きくなれば耐熱性は高く耐久性が低い、数字が小さくなれば耐熱性は低く耐久性が高いということになります。
この場合の耐久性とは耐熱性の意味合いでもあるので、どっちもどっちという感じもします。
同じDOT4でもA社のオイルとB社のオイルは沸点も違うし、当然値段も違うのでよく比較し確認することをお勧めします(何でもいいということで間違いもないのですが)。
そしてオイルの量なのですが、987の場合、1.5リッターほど入るようです(ちなみにスイスポは0.5リッター)。
ブレーキオイルというものはパッド近くのオイルだけが酷使され、フロントトランクにあるリザーバータンクのオイルはほとんど意味をもちません。
よって通常多く行われる純正品交換の場合であれば、パッド近くのブレーキホース内のオイルのみを捨て、リザーバータンクのオイルをブレーキホースに回し、タンクに新しいオイルを補充します。そのため純正品であれば0.5リッターあたりで足りるようです(この方法だとリーズナブルですが、オイルの性能としては永遠にWET沸点以下となります)。
しかし私のように銘柄を換える場合は、混ぜることができないためすべてのオイルを交換しなければなりません。
以上、私の経験と「ブレーキオイル」で検索し一番最初に出てくるサイトを参考にさせていただきました。
もっとお勉強されたい方はこちらをどうぞ。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/hiroshi/brakeoil.html
写真が一枚もないのも寂しいので・・・
夏休みの自由研究の発表という感じですが、100%合っているとは限りません(笑)。
先日サーキットに行ってブレーキオイルを交換することに決めました。
今入っているやつは純正のDOT4のオイルです。これをもう少し耐熱性の高いものに交換したいと思いました。
そこでブレーキオイルについていろいろ調べてみました。
まず大手カー用品店に行ってみました。するとちょっと驚きました。エンジンオイルについては数えられないくらいの種類があるのに、ブレーキオイルについては二種類くらいしか置いていないのです。エンジンオイルは「チューンド車用」「エコ用」とかいろいろあるのに、ブレーキオイルはまるで売る気なしといった感じです。これはどこの店に行っても同様と思います。
私が欲しい種類のブレーキオイルが残念ながら売っていないのです。
そこで今度はバイク用品の大型店に行きました。
するとここではかなりのブレーキオイルを揃えていました。ブレーキオイルを買うならバイク用品店にレッツゴーです(ただし交換はもちろんやってくれません)。
バイク用品店で購入したのは「モチュールのDOT5.1」というオイルです。
「5.1」と聞くと、まるでホームシアターのようですが(笑)、なぜ「点イチ」がつくのか?DOT5とDOT5.1とはどう違うのか?ということについては調べてみてもよくわかりませんでした。
店に行くと「5.1」はいろいろ置いてありますが、ただの「5」はなぜかありません。「点イチ」がつくと多分プラスアルファ的に性能が良くなるのだと勝手に判断しています。
大体「DOT4」とかって何?ということについて簡単に説明します。DOTはある規格の名で他にもBFでとか表示されているものもあります。
DOT3 DOT4 DOT5
DRY沸点 205度以上 230度以上 260度以上
WET沸点 140度以上 155度以上 180度以上
ブレーキオイルには二種類の沸点が表示されています。
まずDRY沸点は新品時の性能と考えていいと思います。
それに対してWET沸点は、オイルに水分が3.7%含んだ時の性能です。
ブレーキオイルは吸湿性があって自然に水分を含んできます。
DOT4で一年目2.4%~3.6%、二年目で3.6%~4.8%あたり通常の使用でも水分を含んでくるようです。
よって街中を走っている車のほとんどのブレーキオイルの沸点は、WET沸点以下になるはずです。まあ普通に走っている分については問題ないかもしれません。
しかしブレーキを酷使するような環境となると・・・
まず水分は100度を超えると沸騰します。しかしオイルの中の成分と混ざることにより実際はもっと沸点が高くなります。
それでも温度が高くなると、水分を含んだオイルは気泡を発生します。水分を多く含んだオイルほど早くたくさん気泡が生じます。
するとブレーキホース内の圧力に変化が生じてしまい、ブレーキペダルを踏んだ時のフィールが変化します。
最悪、私の経験ではペダルが奥までスコスコ状態となってしまいます。この状態で運転するのはかなり怖いです。
これが一般的に言われる「ペーパーロック現象」です。
オイルを冷ますとどういう訳か復活する(気泡がなくなる?)のですが、一度そうなってしまったオイルをそのまま再度酷使すると、すぐにまたスコスコ状態となります。酷使しなくともメンテが必要です。
このメンテが一般的に「エア抜き」と言われるもので、オイル内のエアを抜き取るというものです。
オイルのDOTの数字を高くすれば、このペーパーロック現象は発生させにくくすることができます。しかし水分の吸湿性を増すので単純に言うと性能の低下が早く耐久性が劣るこになります。DOT3に比べDOT4は約二割程度吸湿性が高いようです。
DOTの数字が大きくなれば耐熱性は高く耐久性が低い、数字が小さくなれば耐熱性は低く耐久性が高いということになります。
この場合の耐久性とは耐熱性の意味合いでもあるので、どっちもどっちという感じもします。
同じDOT4でもA社のオイルとB社のオイルは沸点も違うし、当然値段も違うのでよく比較し確認することをお勧めします(何でもいいということで間違いもないのですが)。
そしてオイルの量なのですが、987の場合、1.5リッターほど入るようです(ちなみにスイスポは0.5リッター)。
ブレーキオイルというものはパッド近くのオイルだけが酷使され、フロントトランクにあるリザーバータンクのオイルはほとんど意味をもちません。
よって通常多く行われる純正品交換の場合であれば、パッド近くのブレーキホース内のオイルのみを捨て、リザーバータンクのオイルをブレーキホースに回し、タンクに新しいオイルを補充します。そのため純正品であれば0.5リッターあたりで足りるようです(この方法だとリーズナブルですが、オイルの性能としては永遠にWET沸点以下となります)。
しかし私のように銘柄を換える場合は、混ぜることができないためすべてのオイルを交換しなければなりません。
以上、私の経験と「ブレーキオイル」で検索し一番最初に出てくるサイトを参考にさせていただきました。
もっとお勉強されたい方はこちらをどうぞ。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/macchann/hiroshi/brakeoil.html
写真が一枚もないのも寂しいので・・・
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by mokumokutibita
| 2007-09-19 18:38
|
Comments(16)
今月も行ってきました、富士スピードウェイ。
F1の準備のためか、最近私たちが使用できる日がとっても少ないです。観客席も突貫工事で次から次へと増え、仮設トイレもものすごい量となっていました。
今月たくさん走れるのは14日しかありません。そのため混んでいるだろうと予想して行ったのですが、やっぱりお祭りのようでした。
というよりお祭りをやっていました。
まずはクラシックカーのお祭りです。
とっても楽しそうです。↓の緑の車は名は知らないもののすごい気に入りました。
↓青いブガッティ。ナンバーが年式となっている車が非常に多いようです。
スイスポで走るか、ボクスターで走るか・・・・まるでマイカー2台で行ったようなショット(笑)。
走ってみると、土日並に多いです。ベスト更新は早々とあきらめました。
いつもいっしょに行っている、サトー君は極悪シルビアでラストランです。限定ニューマシンが待ち遠しいです。
写真はまだまだとは言え、とりあえずスピード感はでたように思います。
大渋滞。見ているようが怖かったです。何台も連なってフルブレーキで突っ込んでくるのですが、意外にぶつからないものと思いました。
米、伊の夢の競演。
今日はフェラーリとポルシェがやたら多く走っていました。まるでポルシェとフェラーリのお祭りのようです。
「六本木のカローラ」という言葉がありましたが、もはや「富士のカローラ」と化しています(笑)。
何とこの日の走行車のメーカー占有率、第一位はポルシェ、第二位がフェラーリという信じがたい光景でした。
いつもは一位日産、二位マツダあたりでしょうか。
↓の画像にはポルシェ5台。
最後の回に私も久々ポルシェで走りました。
タイムは諸事情によりさっぱりでした。
ブレーキはもうオイルを交換しないとだめかもしれません。かなりスポンジーでペダル剛性感がありません。もう一回走ったら絶対ペーパーロックとなると思います。
タイヤに関しては、大アンダー出さないよう気をつけたので、それほど負担にはならなかったように思います。ただタイヤカスがやたら落ちていました。大きいのを踏むと、タイヤハウス内ですごい音をたてて跳ねるので、わかっていてもびっくりします。
肝心のビデオカメラでの撮影は・・・
失敗しました。
小型カメラをビニールテープで簡単に貼っておいたのですが、走行終わったらなんと下に落ちていました(涙)。
縁石の「ガタガタ・・」というのが効いたようです。撮れたのは最初の二周だけでした(笑)。
今回はガムテープ忘れたのが痛かったです。とりあえずビニールテープじゃだめということは、はっきりしました。
次回再チャレンジします。
F1の準備のためか、最近私たちが使用できる日がとっても少ないです。観客席も突貫工事で次から次へと増え、仮設トイレもものすごい量となっていました。
今月たくさん走れるのは14日しかありません。そのため混んでいるだろうと予想して行ったのですが、やっぱりお祭りのようでした。
というよりお祭りをやっていました。
まずはクラシックカーのお祭りです。
とっても楽しそうです。↓の緑の車は名は知らないもののすごい気に入りました。
↓青いブガッティ。ナンバーが年式となっている車が非常に多いようです。
スイスポで走るか、ボクスターで走るか・・・・まるでマイカー2台で行ったようなショット(笑)。
走ってみると、土日並に多いです。ベスト更新は早々とあきらめました。
いつもいっしょに行っている、サトー君は極悪シルビアでラストランです。限定ニューマシンが待ち遠しいです。
写真はまだまだとは言え、とりあえずスピード感はでたように思います。
大渋滞。見ているようが怖かったです。何台も連なってフルブレーキで突っ込んでくるのですが、意外にぶつからないものと思いました。
米、伊の夢の競演。
今日はフェラーリとポルシェがやたら多く走っていました。まるでポルシェとフェラーリのお祭りのようです。
「六本木のカローラ」という言葉がありましたが、もはや「富士のカローラ」と化しています(笑)。
何とこの日の走行車のメーカー占有率、第一位はポルシェ、第二位がフェラーリという信じがたい光景でした。
いつもは一位日産、二位マツダあたりでしょうか。
↓の画像にはポルシェ5台。
最後の回に私も久々ポルシェで走りました。
タイムは諸事情によりさっぱりでした。
ブレーキはもうオイルを交換しないとだめかもしれません。かなりスポンジーでペダル剛性感がありません。もう一回走ったら絶対ペーパーロックとなると思います。
タイヤに関しては、大アンダー出さないよう気をつけたので、それほど負担にはならなかったように思います。ただタイヤカスがやたら落ちていました。大きいのを踏むと、タイヤハウス内ですごい音をたてて跳ねるので、わかっていてもびっくりします。
肝心のビデオカメラでの撮影は・・・
失敗しました。
小型カメラをビニールテープで簡単に貼っておいたのですが、走行終わったらなんと下に落ちていました(涙)。
縁石の「ガタガタ・・」というのが効いたようです。撮れたのは最初の二周だけでした(笑)。
今回はガムテープ忘れたのが痛かったです。とりあえずビニールテープじゃだめということは、はっきりしました。
次回再チャレンジします。
#
by mokumokutibita
| 2007-09-15 23:59
| サーキット
|
Comments(24)